巣子駅(すごえき)は、岩手県滝沢市巣子にある、IGRいわて銀河鉄道いわて銀河鉄道線の駅である。
好摩駅から乗り入れる東日本旅客鉄道(JR東日本)花輪線の列車も利用可能である。
歴史
2001年(平成13年)12月から滝沢村(現・滝沢市)が建設計画を進め、同村と岩手県の補助により建設された。
年表
- 2004年(平成16年)8月:国土交通省から建設認可。
- 2006年(平成18年)
- 3月18日:開業。
- 7月7日:「巣子地域循環バス」試験運行開始(翌年3月31日をもって運行打ち切り)
- 2011年(平成23年)
- 5月25日:滝沢村道巣子停車場線が供用開始。
- 7月19日:岩手県交通「巣子循環線」運行開始。
- 2012年(平成24年)2月1日:出札端末設置。硬券入場券を除き、硬券乗車券の全口座を廃止。
- 2013年(平成25年)
- 3月16日:ダイヤ改正実施に伴い、改札・集札業務のみ夜間まで延長。
- 8月28日:券売機更新。IGR線他駅および青い森鉄道線で共通利用されている機種に置き換え。
- 2015年(平成27年)4月7日:岩手県交通「巣子循環線」を廃止。経路変更のうえ、「巣子盛岡大学線」運行開始。
駅構造
単式ホーム2面2線を有する地上駅。上下線の高さが異なる場所にある。1番線ホームへは跨線橋で連絡する。エレベーターが完備されるなど、バリアフリーに対応している。
盛岡駅管理の直営駅で、2018年3月まではたきざわマイレールサークル巣子駅会に委託されていた。日中時間帯は出札窓口営業、以降夜間まで改札・集札業務のみ駅員配置。出札窓口では端末による乗車券を発売。硬券は入場券のみを発売。自動券売機(自動改札機対応の磁気券を発券する機種)が設置されている。駅前広場に、パークアンドライド用の滝沢市営巣子駅前駐車場があり、2泊3日まで無料で利用することができる。
のりば
利用状況
IGRいわて銀河鉄道によると、2023年度(令和5年度)の1日平均乗降人員は943人である。
開業後以降の推移は以下のとおりである。
駅周辺
滝沢村時代の開業時に滝沢村道(現・市道)巣子停車場線の新設整備が計画されたが、当駅側約100 m区間の地権者交渉が難航したため、残り区間は着工・完成したものの道路が供用できない状態が長らく続いた。巣子停車場線の一つ北側および南側にある既存の村道は道幅が狭く、北側の道路に小型路線バスが乗り入れた実績があるのみで、大型路線バスの乗り入れはできない状態であり、巣子地区から巣子駅へのアクセスは遠回りを余儀なくされていた。
2011年5月に巣子停車場線が供用開始され、駅前ロータリーに「巣子駅前」バス停が新設されたが、乗り入れるのは同道路供用開始に合わせて新設された「巣子循環線」(平日のみ1日5本)のみであり、既存の路線バスはロータリーには乗り入れず、駅から直線距離で200 mほど(徒歩5分程度)離れたバス通り上に設置されている「巣子駅入口」(旧名称:岩手県交通「長根ハイツ前」、岩手県北バス「夢の湯前」)バス停を使用している。
バス路線
- 巣子駅入口
- 岩手県交通
- 厨川中央線(251・252):岩手県立大学・巣子車庫 / 茶畑・中野一丁目
- 岩手県北自動車
- C08:盛岡大学/ 盛岡バスセンター
隣の駅
- IGRいわて銀河鉄道
- ■いわて銀河鉄道線・■JR花輪線(JR花輪線は盛岡駅 - 好摩駅間いわて銀河鉄道線)
- 厨川駅 - 巣子駅 - 滝沢駅
脚注
記事本文
利用状況
関連項目
- 日本の鉄道駅一覧
外部リンク
- IGRいわて銀河鉄道 巣子駅 - 駅業務受託者による広報誌「巣子駅だより」が発行されており、駅営業内容や構内に生育する植物などが詳細に解説されている。



