イナズマアマリリス (Inazuma Amaryllis) とは、日本中央競馬会 (JRA) に登録されていた父内国産の競走馬である。馬名は冠名の「イナズマ」と花の「アマリリス」を組み合わせたものである。
経歴
2歳(2008年)
ホッカイドウ競馬の能力試験に合格後の6月26日に以降転厩するまで主戦騎手となる桑村真明が騎乗してデビューしたが5着だった。続く未勝利戦は2着、そしてデビュー3戦目の未勝利戦を制して初勝利を挙げた。初勝利後初戦のアタックチャレンジ競走も制し2連勝したものの、次の浦河商工会議所青年部40周年特別は7着という結果に終わった。次走は中央競馬に初挑戦し、札幌競馬場で行われた2歳500万下競走に出走し、11頭中最低人気という評価だったが、レースでは低評価を覆して勝利し波乱を演出した。この勝利は鞍上の桑村真明にとっても中央競馬初勝利となった。次走も中央競馬で走り、すずらん賞でルシュクルにクビ差で敗れ2着となった。
レース後の10月15日付で地方競馬全国協会(NAR)の競走馬登録を抹消され、同日日本中央競馬会(JRA)へ競走馬登録された。その為松元茂樹厩舎へ転厩することになった。
そして転厩初戦は重賞競走初挑戦となるファンタジーステークスに出走することになったが、14頭中13番人気という低評価だった。しかしレースではまたも低評価を覆し、最後の直線でしぶとく脚を伸ばし1着でゴールし重賞競走初勝利を挙げた。この勝利は父スエヒロコマンダーにとっては産駒の重賞競走初勝利となり、生産者にとっては1999年の鳴尾記念をスエヒロコマンダーが制して以来約9年ぶり、馬主にとっては1991年のクイーンステークスをイナズマクロスが制して以来約17年ぶりの中央の重賞競走制覇となった。そして迎えた大一番、阪神ジュベナイルフィリーズに出走したが、5着に敗れた。
3歳(2009年)
明け3歳となった2009年初戦は1月11日のフェアリーステークスに出走したが、見せ場がなく8着に敗れた。続くチューリップ賞でも8着となり、桜花賞への優先出走権を獲得できなかったが、無事に本番の桜花賞に出走するも16着と大敗を喫した。続く優駿牝馬では17着とシンガリ負けを喫した。その後は休養に入り、3歳シーズンを終えた。
4歳(2010年)
2010年2月13日のバレンタインステークスで復帰。先行集団でレースを進めるも直線で一杯になり、9着に敗れた。 続く春雷ステークスと天王山ステークスでは共に16着と殿負けを喫した。その後、準オープンに降格し7月24日の北九州短距離ステークスに出走したが、見せ場なく15着と大敗した。この後、障害未勝利戦に2度出走するがそれぞれ7着、8着に終わった。11月11日付けで競走馬登録を抹消して現役を引退。新冠町のヒノデファームで繁殖牝馬となる。
競走成績
繁殖成績
- 2024年10月4日現在
エピソード
- 転厩先の松元茂樹厩舎はかつてスエヒロコマンダーを管理していた厩舎でもある。
血統表
血統背景
- 祖母、イナズマクロス(1991年クイーンステークス)
- 母のはとこ、アブクマポーロ(重賞競走9勝)
脚注
外部リンク
- 競走馬成績と情報 netkeiba、スポーツナビ、KEIBA.GO.JP、JBISサーチ、Racing Post
- イナズマアマリリス - 競走馬のふるさと案内所
![[調教] 081105 イナズマアマリリス 「ファンタジーステークス」前追い切り YouTube](https://i.ytimg.com/vi/S4W6yEO601c/hqdefault.jpg)



