SH50(えすえいち50)は、本田技研工業が製造販売していたスクーターである。販売呼称には、SH Fifty、City Express、Scoopyも用いられた。定評があるスーパーカブと同じ前後16inの車輪を装着してい、この大経車輪が今日まで続くSH Scoopyの特徴となった。
1984年に発売されたSH50は、欧州連合の運転免許斉一化に向けた「1991年共同体運転免許証の導入に関する指令」によって、1996年ごろから域内の四輪自動車運転免許所持者が125cm3以下の自動二輪車も運転できるようになるまで、50cm3以下の市場で最も人気があった機種だった。
第一世代
1984年型から1986年型まではベルギー・ホンダ・モーターが生産を担い、この機種を英国でE型と呼ぶ例がある。1987年型から1995年型まではスペインのモンテッサ・ホンダが生産を担い、この機種を英国でH型などと呼ぶ例がある。106,780台が生産された。
第二世代
全面改良された1996年型から2001年型まではホンダ・イタリア・インダストリアーレが生産を担い、この機種を本田技研工業はAF40と呼称している。
2001年に125cm3専用設計のSH125(JF09)が発売され、絶版となった。
- 1998年型
- イタリア - 車体塗色はAtessa Blue、Fathom Blue Grey、Bottle Green、Pasta Green及びFury Redの5色。
- 1999年型
- イタリア - 車体塗色はBlack、Fury Red、Bottle Green、Pasta Green、 Atessa Blu及びSparkling Redの6色。
- 2000年型
- イタリア - EU圏内統一排出ガス規制のEURO1に適合した。車体塗色はFury Red、Tirreno Blue、Black、Bottle Green、Pasta Green及びWinter Lake Blue Metallicの6色。
- 2001年型
- イタリア - 座席下の荷掛鉤を改良した。車体塗色はAccurate Silver Metallic、Navona Beige Metallic、Ross White、Tirreno Blue、Black及びSparkling Redの6色。
関連項目
- ホンダ・SH100 - 姉妹車。
- ホンダ・SH125i - 現行車。
- ホンダ・スクーピー - 本田技研工業は複数の機種にScoopyの呼称を用いてい、特に東南アジアで製造販売されるScoopyは独自の進化を遂げている。
外部リンク
- “7 Generaciones de Honda Scoopy en España” (スペイン語). Honda Motos Web Oficial. Honda Motor Europe Limited Sucursal en España (2015年). 2023年4月17日閲覧。
- “Historia Honda SH Scoopy: Clásico contemporáneo” (スペイン語). Solo Moto. RPM Racing S.L.U. (2020年4月17日). 2023年4月17日閲覧。
脚註
註釈
出典



